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2012-08-18-Sat-18-06

「なまずの握り寿司」を取材しました。

僕はいま、J:COMの『8時です!生放送!!』という番組で毎週、裏グルメリポーターのような仕事をしている。

先日は、神戸の王子公園周辺をさまよった。

阪急電車の高架下に突如わらぶき屋根の建物があらわれる超現実な光景。

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「きっとなにかある」と踏んで扉を開けたら、予感は的中。
神戸で初にして唯一という、「なまずの握り寿司」がいただけるお店だった。

僕はなまずの寿司はおろか、なまずそのものを食べたことがない(大昔はかまぼこの原料として使われていたそうだから、知らずに口にしていたかもしれない)。
そもそも日本には、なまずを獲る漁師もわずかにしかいないし、北海道と九州のごく一部地域以外は食べる習慣がない。

さて、件の握りは醤油ではなく、ちりポン酢味のもみじおろしでいただく。

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(ちなみにポン酢で寿司を食べるならわしは関西だけのものだそう)。

白身の魚なのかな?
と思ったが、白身どころか、土台のしゃりが透けて見えるほどにクリスタル。
まるで、宝石のアクアマリンのよう。
こんなにスケルトン刺身な魚は初めて見た。

味もやはり想像をはるかに超えて透明感があった。
すっきりとして雑味がなく、ミントのような清涼感すらある。
フグよりはるかにやわらかく、鯛よりもひとなつっこいうま味が口いっぱいに広がる。
顔こそ大月隆寛のようにおぞましいが、皮をはがすとそこから穢れを知らぬ美少年があらわれた。

想像していた泥臭さがまるでないため、驚いて「どこで獲れたんですか?」と尋ねたら、岡山県で養殖されているものだとのこと。
養殖と聞くとランクが下がるように思うが、稚魚から清流で育てたなまずだけが生食用に適し、天然もののなまずは泥の味がして、造りでは食べられたもんじゃないのだとか。

なまずは天ぷらや焼き物など火を通すと、さらに味わいを増し、身がはかなくほろほろ崩れて愛おしい。
「アスパラのなまず巻き天ぷら」をいただいたが、今まで食べたおいしい天ぷらビルボードチャートの3位に躍り出るほど。

うなぎの高騰が叫ばれるなか、なまずの養殖はこれからの時代、大きなビジネスチャンスなのかも。
僕も資金さえあれば着手して大儲けし、いつかお大尽になり、なまず御殿を建て、立派なヒゲをたくわえたいものだ。

そんな王子公園周辺の街はやっぱりちょっといろいろ変わっていて、線路沿いでは物置の上に、唐突にミニミニなウルトラマンミュージアムなんかが現れるのだった。

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2012-08-05-Sun-14-19

妻の花房観音さんの新刊が発売されました!



僕の妻、花房観音さんの新刊が実業之日本社から発売されました。

タイトルは「寂花の雫」(じゃっかのしずく)。

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(表紙がブルーノートJAZZのジャケみたいだと評判になってます)


▼ご注文は → amazon

女将の前に現れた謎の男――。


舞台は京都。
平家物語のラストシーン「大原御幸」の舞台でもある静かな山里、大原でお話が始まります。

古くからこの地は、世を離れた人々の隠遁の場所でした。

そんな京都大原の山あいで一日一組しか客をとらない民宿を営む平本珠子は、夫と実父を交通事故で失って四年、たったひとりで生きてきた。

そんな珠子の前に現れたのは、恋人と喧嘩をして男ひとりで宿に泊まることとなった羽賀九郎。

羽賀から大原の案内をしてほしいと強引に誘われた珠子の心は揺れて……。

京都を愛し京都で暮らす第一回団鬼六賞作家が描く、美しき京の四季。
女の修羅と華を抒情豊かに描き切る性愛小説の傑作です!


タイトルの「寂」は、大原寂光院と、そのまま「寂しさ」をかけています。
そう、「寂」と「性」を描いたお話です。

文庫本で、お値段は560円というお求めやすいにもほどがある価格。
ケーキセットより安いプライスで、ケーキより甘い、とろけるような背徳が味わえます。

「登場人物の名前は、平家物語に登場する人物からいただいているのが多いので、平家物語がお好きな方は気づかれるかも」とのことです。

大原の名店や、お寺がたくさん出てきますので、京都のガイドブックにもなりますよ!

大原じゃないけど、四条木屋町の閉店した洋食屋「コロナ」や、今はなき河原町の阪急百貨店など、京都の街の風景が出てきます。

解説は昨年「ラブレス」で直木賞候補になった桜木紫乃さん!

通勤、通学、京都観光のお供にぜひ。
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2012-08-04-Sat-18-56

錦市場にある老舗の八百屋さんで「始末の極意」を取材

2012 8月3日(金) 京都

本日は行政のお仕事デー。
「京都市ごみ減量推進会議」事務局発行の季刊誌「こごみ日和」の取材。

カメラと三脚を担ぎ、京都の台所「錦市場」で5代に渡って青果業を営む「四寅」へ。

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四寅は、まだこの地に錦市場という名前がない、掘っ建ての露店が点在していた時代に開業し、おおよそ100年の歴史を有するという、京都の八百屋の始祖のようなお店。
有名旅館、祇園の割烹、宮廷料理、寺社仏閣の精進料理、町衆のおばんざいなどなど、ほとんどが野菜で構成された「京料理」のベースを支えてきた老舗だ。

季節の「京の伝統野菜」が店頭にずらり。

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なかには、名前も調理方法もわからない奇妙なフォルムの野菜も。

▼これは大正時代の「四寅」

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陳列のワイルドなことを除けば、80年近く経っても位置関係がまったく変わっていないのが京都ならでは。
京都の昔の写真を見ると、変わったことよりも「変わってない」ことにこそ驚かされる。

3代目の奥様でいらっしゃる堀紀子さんから、「キャベツの葉を捨てずに丸ごと使いきるにはどうすればいいか」「野菜のはしきれをぬか漬けにする方法」など、さまざまな「始末の料理」を教わった。

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キャベツはとにかく、ざっくりと「切らない」ことだと。
キャベツなど葉野菜は包丁で切るととたんに品質が落ちるので、まずロールキャベツなど「葉の料理」で体積を小さくしてゆき……(続きは記事で)。

堀さんはこのように始末の料理をお客さんに口伝えしている。
堀さんが語る旬のレシピが新聞の記事になったこともあるようだが、講演や書籍の出版などは「そういうのはやったことない。話もない」とのこと。

もったいない!
「八百屋のおかみさんが伝える京のおばんざい」とか出版すればきっと売れるのに。

▼取材の帰り、気になる店があった。

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夜は京都大学前の「おむら屋」にて、花房観音さん、メディアピクニックの岩淵さん、田中課長と晩ごはん。
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2012-08-03-Fri-10-55

京都一乗寺で激安レトロファッションショップを取材


2012 8月2日(木) 京都

今日も角川マガジンズから発売される京都ムックの取材で、一乗寺へ。

自転車で取材先へ向かったのだが、ぶつかってもいないのに突然、後輪がありえない形にへにょっと曲がり、回転しなくなる。

猛暑のなか、汗と涙でぐじゃぐじゃになりつつ動かなくなった重い自転車を引きずって歩く。
そしてたまたま見つけた中古屋で安い自転車を購入し、突然壊れた自転車の廃棄を頼む。

予想だにしなかったアクシデント。
早めに出かけていてよかった。

一乗寺の住宅街にぽつねんと現れる洋品と雑貨の店「シルヴィ レトロワールド」を取材。
ご夫婦で開業され、ちょうど2年目という新参のお店だ。

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「シルヴィ」とは店長の佐藤佳那さんが飼っていらした愛猫の名前。
残念ながら先ごろ、空高くにある猫の国へと還っていったという。

実は京都は意外と「昭和レトロ」を扱う店が少ない。
なんせ「このあいだの戦争」が「応仁の乱」を指すほど長い歴史をたたえる土地柄ゆえ、昭和のような近過去をレトロと捉える感覚があまりないようなのだ。

ゆえにこの店の品揃えは、昭和レトロの穴場である京都ならではのエピソードに満ちている。
もともと着物のデザイナーをやっていた店長の佳那さんが、デザインの勉強のため海外のファッション史をひもとくうちに、60年代のフランスやアメリカの洋服に魅せられていったのが、この店の始まり。

そうして骨董市などでレトロデザインの洋服や雑貨を買い求めるうちに、ご主人の提案でお店を営むようになった。
さらにお店を開いてから、ご近所の古い洋服店から「うちの店、閉めることになったので、在庫を引き取ってもらえないか」と頼まれた。

それはもう昭和レトロに執心のない京都だからこそ起きえた奇跡。
閉店してしまうというその店には、60年代、70年代のフレンチテイストやサイケデリックな洋服が「新品」として大量にストックされていたのだ。
しかもそれら洋服は、すべて国産。
往時のタグがそのまま残っているのも目の保養になる。

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こうしてシルヴィは泉のように「日本製の海外」が溢れる、黄金郷となった。

値段の安さにも、目をひん剥くほど驚いた。
デッドストックなのに、価格にはヴィンテージ感が皆無。
ニチイ、じゃなく、サティ、じゃなく、イオンかと思うほどお値打ち。

「基本的に当時の小売価格よりお安く」をモットーに、信じられないプライスでデザインの至宝を手に入れることができる。

「一乗寺は京都造形大学や京都精華大学の学生さんが多く住んでいる街ですので、安いお値段で、おしゃれを楽しんでほしい」とのこと。

雑貨もニクい品揃え。

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店長の佳那さんが醸しだす、60年代のヤングミセスっぽい雰囲気もたまりません。

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2012-08-02-Thu-11-09

京都一乗寺の「一見和菓子、実は洋菓子」を取材

2012 8月1日(水)

一見、お豆腐。
実はこれ、洋菓子なのだ。

角川マガジンズから発売される京都ムックの仕事で、一乗寺の「むしやしない」を取材。

「むしやしない」とは、「小腹がすいたときに、軽く空腹を満たす」といったニュアンスを含む京都弁。

腹の虫を「やしなう」と考えるのが京都らしい。
大阪だったら「むしごろし」になるんだろうか(怒られるわ)。

「和菓子のような洋菓子」がコンセプトのお店。
たとえば、豆乳を使ったプリン。

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老舗のお醤油と黒砂糖を煮つめあわせたシロップをかけていただく。

目にも涼やかな、フェイク冷奴。
思わずネギをぱらりとしたくなる。
ネギに見える緑のアラザンなんかをふりかけてみるのもいいかも。

取材のみならず撮影もやるのだが、三脚を使うのが久々だったので、立てるだけで必死。
夜の僕みたい。
妻よ、スマン。
これだけ撮るのに1時間もかかった。

ひととおり撮影したものも、僕が被写体を動かした際に木匙を置く方向を間違えてしまったことに気がつき、撮り直し。

ちなみに上の画像が方向まちがいをした失敗写真。
スプーンの位置まで方向音痴なのか僕は。

取材の帰り、一乗寺の街で、物騒な看板を発見。

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