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2012-05-11-Fri-15-00

ひとり、いちギャグ

おとつい、行政発行のパンフレット編集の仕事で「京都市動物園」を取材した。

京都市動物園は地下鉄東西線「蹴上(けあげ)」駅から徒歩わずか3分という、地域密着な駅前テーマパーク。

動物園というより、動物もいる公園。
園内は高さ12メートルしかない日本で二番目に古いチープな観覧車が、ゆうらりくるくる。
ZOOラシア的アドベンチャー感こそ微塵も望めないが、ご近所の人が弁当を広げてくつろぐにはもってこいの、ロハス系動物園だ。

ちなみに「蹴上」駅の駅長に、このたびゴリラが就任した。
飼育員さんが先ごろ赤ちゃんを産んだゴリラのことを「彼女はね」と語るのがよかったな。

いま京都は水族館オープンの話題で持ちきりだが、そんなのんびり動物園だって負けてはいない。
このたびトラやライオンなどを至近距離で観察できる「もうじゅうワールド」がオープンし、ご近所のちびっこ大喜びだ。

ライオンと - コピー


動物園のさまざまな取り組みなどをうかがい、最後に〆のつもりで、僕はちょっとどうかと思う質問をしてしまった。

「飼育員の皆さんは、やっぱり、動物がお好きなんですよね」

すると飼育員さんから、意外すぎる答えを返してきた。

「いえ、飼育員に動物好きは、2割しかいません」

…………。

……沈黙とともに室内に緊張感が走る。
あんなに和気藹々とした雰囲気が、凍りついた。

僕はやはり、よけいなことを訊いてしまったんだろうか。
飼育員とはいえ、行政の役員。
好きとか、そういうんじゃない。
仕事なんだ。

うかつな質問で気分を害させてしまったかもしれない。

どう謝ろうか考えあぐねていたその時、飼育員さんがこう、二の句を継げた。

「飼育員に動物好きは、2割。あと3割は動物マニア、残る5割は動物バカです」

ドッ!

は~、ほっとした。
そして、ほわあっと安堵の笑いが起きた。

たぶんこれ“飼育員ギャグ”なんだろうな。
これまで何万回も同じ質問を受け、そのつどハズさなかった鉄板なのだろう。

僕はこういう「その仕事をしている人にしか言えないギャグ」のセメント感が好きだ。
そういう「業界別 鉄板ギャグ」を一冊の本に集められないだろうか、とさえ。

僕の妻はバスガイドをしているが、観光バス業界にもこのような「ひとり、いちギャグ」あるんだそう。

たとえば添乗員さんなら「休憩所では、お飲み物は飲み放題、そして……払い放題でございます」というギャグが、必笑必殺。
まちがいなく観光客にウケるのだという。

妻も兵庫県をガイドする際、「こちらが女優・藤原紀香さんの結婚式がとりおこなわれました生田神社でございます、ちなみに、藤原紀香さんとわたくし、同い年でございます」というと、ドっと湧くという。

妻は「なにもそこだけそこまでウケんでも」と、ちょっぴり不服なようだ。
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