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2014-06-15-Sun-23-36

ニシワキタダシさんの個展「みぎにしてもひだりにいってしまう」を観に行きました。


2014 06 14(土)の日記

絵本専門店「メリーゴーランドKYOTO」へ、イラストレーター・ニシワキタダシさんの個展「みぎにしてもひだりにいってしまう」を観に行く。
ご本人のトークもあり、そのひょうひょうとしたキャラクターも相まって、とても楽しいひとときを過ごした。

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img001 - コピー

ニシワキタダシさんは『かんさい絵ことば辞典』(パイインターナショナル)でブレイクしたイラストレーター。

巷では「関西=こてこて・せっかち」という一側面だけが広まってしまっているが、全体的には実はあっさりとしてたゆんでおり、おおらかな感覚のほうが本質であることは、住む人ならわかっているだろう。

そして、そんなのんびりとしたテンポは、言葉に表れる。
「なんしか」「しもとく」「しゅむ」「たべさし」「さらえる」「うれしがり」「どべ」など、関西では日常語でありながら他都市ではまるで通じず、なかには標準語に翻訳すらできないニュアンスまである深くてゆるい「かんさいことば」を、ニシワキさんは鉛筆の筆致を活かした“やわい”イラストレーションで見事に絵解きした。

これは尼崎出身という、いろんな関西弁が重なり合ってサンプルが豊富な文化圏で育ったからこそなしえたものではないか。
(『ブルー入る』『逆ギレ』『ぐだぐだ』など多くの下町言葉を一般化したダウンタウンを見ればわかるように、僕は“関西弁の語彙がもっとも芳醇にあるエリアは兵庫県尼崎説”を唱えたい)。
ただ、ご本人はあくまで「笑ってほしい。文化人類学として捉えられることには抵抗がある」とおっしゃっておられた。

ニシワキさんが描く世界は、関西にはとどまらない。
日本人、地球人、動物、生物、果ては宇宙人に至るまでがそれぞれの困ったシチュエーションに戸惑い、「ぼそっ」と無表情でつぶやかせ、これがもう、こたえられない面白さ。

イラストが無表情なのは「仕事で笑顔のイラストを描きすぎて、自分の作品を描くときは表情をなくしたかった。でも結果的に、そのほうがおもしろさを伝えられた」とのこと。

ニシワキさんが描く作品は「あるある(笑)」から「ないない(笑)」まで、リアルからシュールまで取扱品目は幅広く、イラストレーションと言葉のさまざまな化学反応を試している。

的確な言葉を添えることで、イラストレーションにこれほど血脈が通うのか! という驚き。
ニシワキさんの世界はほのぼのとしていて懐かしさをおぼえるが、実は最先端のグラフィックなのだ。
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